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手を繋いでゴール? 印刷 Eメール
作者: The Lion King   
2009年 10月 11日(日曜日) 11:41
運動会シーズンたけなわ。各地の学校では、子どもたちが元気に汗を流している。
運動会といえば、数年前から「最近、徒競走で『手を繋いでゴール』するのが大流行している」といった話を、よく耳にする。
なんでも「ゆとり教育」の一環で、順位をつけないためだとか。マスコミが報道するや「賛成だ」「反対だ」と、国民的議論が沸き起こった。
当時の首相も、国会でふれ〝悪しき結果平等主義は間違い〟と指摘。世論調査で是非を問う新聞社もあった。かくして「手を繋いでゴール」は全国に知れ渡ったのだ。
だが最近、この話題に疑問の声があがっている。インターネットの掲示板にも「そんな運動会、本当にあるの?」という書き込みが続出。
すると「実際に見た」という証言は、ほとんどナシ。「知らない」「話を聞いただけ」という声が圧倒的多数だった。
結局「大流行」とは眉唾で、繰り返し人々の口に上るうちに、話が膨張したようだ。
「いつ」「どこで」「誰が」と具体的な事実を検証すると、途端に〝話〟が崩壊する。
俗悪週刊誌の「作り話」など、その典型だ。
正体不明の匿名の人物を次々と登場させ、怪しげな〝証言〟で、火のない所に煙を立てる、十年一日の手口。ろくな証言も、証人もない。
裁判では、ウソ、デマを厳しく糾弾されて続々と断罪。
賢明な市民も「そんな話、あり得ない」と鋭く一瞥(いちべつ)し、まともに相手しない。
〝古来、いかがわしい書は何れも滅びている〟(魯迅)
衰滅は必定だ。
<聖教新聞-「破邪顕正」(文・阿部貴彦)2009.10.11 より>
 

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