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希望の種を蒔く 印刷 Eメール
作者: The Lion King   
2010年 2月 11日(木曜日) 07:08
ある国にトウモロコシ作りの名人がいた。どうして良い作物を作れるのか。秘密を探っていくと、彼が、自分の農場でとれた良質の種を惜しみなく隣近所に与えていたことが分かった▼なぜ? 彼は明快に語った。トウモロコシの花粉は風によって、あちこちの畑に飛ばされる。ゆえに近隣の人が品質の悪いものを作れば、受粉によって自分のトウモロコシの品質も下がる。良いものを作るには、皆が良いものを作れるように手伝わなければならないと▼アルゼンチンの人権の闘士エスキベル博士が池田SGI会長に語った話である(『人権の世紀へのメッセージ』東洋哲学研究所)。これを通し博士は「平和に暮らしたければ、周りの人を平和にしなければならない」と ▼「汝(なんじ)須(すべから)く一身の安堵を思わば先ず四表(しひょう)の静謐(せいひつ)を祷らん者か」(御書31ページ)と宣言された日蓮大聖人の「立正安国」の魂と強く響きあう。自らの幸福を願う者は、人々の幸福、社会の繁栄、世界の平和を祈り、そのために行動を起こすべきなのだ▼利他の行動の価値を教え、その力の源泉となるものこそ、宗教である。現実の社会悪に無関心では、宗教の資格はない。私たちの勇気と英知の対話こそ、人々の心に、混迷の社会に、希望の種を蒔くのだ。(進)
聖教新聞 2010-02-10 より
 

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