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仏法は勝負 印刷 Eメール
作者: The Lion King   
2010年 1月 14日(木曜日) 09:14
4千年の歴史を持つ囲碁。黒白の石で攻防が繰り広げられ、最後に、自陣の多い方が勝つ。碁盤の目を「一目」と数え、引き分けをなくすため、最小差は「半目」と決まっている。棋士の世界では、この半目をめぐり、数多くのドラマがあった▼1978年の「棋聖戦」。52歳の王者に対し、挑戦者は30歳の加藤正夫氏。若さと勢いにまさる加藤氏が、7番勝負で、先に3勝。〝あと1勝〟という時、王者は、驚異的な粘りを見せた。連勝で挽回し、最終の第7局。何と、「半目」の差で逆転勝利。加藤氏はタイトルを逃した ▼200手以上の打ち合いの末、勝負は、わずか半目差で決まった。加藤氏は帰路の途中、終盤の局面を思い起こしながら、はっと叫んだ。「気合いと執念の差だった」▼のちに加藤氏は「十段戦」に臨んだ際、すべての勝利を半目差で制してタイトルを取り、〝奇跡的な勝利〟と絶賛された。「半目」の厳しさを知り抜いたからこそ、栄光をつかみ取ることができたに違いない▼御聖訓に「仏法と申すは勝負をさきとし」(御書1165ページ)と。戦いを起こしたならば、断じて勝つ! この強き一念を定め、行動するところに道は開ける。わずかの差で、人生も社会も大きく変わるのだ。(立)
聖教新聞 2010-01-13 より
 

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